働けなくなると、世界が急に狭くなる。
朝起きられない。
通勤できない。
人間関係で消耗する。
予定があるだけで疲れる。
すると、だんだん自分の中で、
「働けない人間=価値がない」
みたいな感覚が強くなっていった。
これは誰かに直接言われたというより、社会全体の空気に近かった。
「普通に働ける人」が基準になっている
ネットを見ても、テレビを見ても、
- 毎日働く
- 安定収入
- キャリア形成
- 自立
が前提になっている。
もちろん、それ自体は悪いことではない。
でも、精神的に長く不調を抱えていると、その基準がかなり苦しくなる。
自分も長い間、
「なんでみんな普通にできるんだろう」
と思っていた。
特にきつかったのは、“少し動ける日”があることだった。
完全に動けないわけではない。
だから余計に、
「甘えているだけでは?」
と思ってしまう。
でも実際には、
- 数日動く
- 無理する
- 一気に崩れる
これを何度も繰り返していた。
A型に通って見えた「見えにくい疲労」
就労継続支援A型に通っていた時、外から見えない疲労がかなりあると感じた。
軽作業自体より、
- 毎日通う
- 人と関わる
- ミスしないように気を張る
- 空気を読む
こういう部分で削られる。
しかも、家に帰ると動けなくなる。
でも周囲から見ると、「数時間働いただけ」に見える。
ここに大きなズレがあった。
だから、自分でも説明が難しかった。
「頑張れば戻れる」と思い続けていた
昔は、
「今だけ調子が悪い」
と思っていた。
だから無理をした。
- 朝型に戻そうとする
- 予定を詰め込む
- 自分を追い立てる
- 他人と比較する
でも、これをやるほど壊れた。
特にネットは危険だった。
同年代の活躍が大量に流れてくる。
- 出世
- 結婚
- 家
- 投資
- 起業
それを見るたびに焦った。
「自分は何年止まっているんだろう」
と思った。
でも、止まっている人は意外と多い
検索して気づいた。
- 働けない
- 朝起きられない
- 人が怖い
- 続かない
- 社会復帰できない
こういう言葉を調べている人はかなりいる。
しかも、一時的ではなく、何年単位で苦しんでいる人も多い。
でも、そういう現実は表に出にくい。
SNSでは、どうしても“動けている人”が目立つからだ。
だから、自分は最近、
「ちゃんとした成功談」
より、
「実際どう詰まったのか」
を書く方が意味がある気がしている。
「普通」を目標にしすぎると苦しくなる
最近は、「普通に戻る」を最優先にするのをやめた。
もちろん、お金は必要だ。
働けた方がいい。
でも、
「普通の人と同じペース」
だけを目標にすると、自分の場合は続かなかった。
だから今は、
- 壊れない
- 完全に止まらない
- 少しでも積む
- 調子の波を前提にする
この方を重視している。
派手ではない。
でも、長く不調を抱えている人間にとっては、「退場しない」のもかなり大事だと思っている。


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