社会と制度を生き抜く知恵|「働けない=何もしてない」ではなかった

障害×仕事×お金×生存

働けなくなると、自分の存在が止まったような感覚になる。

特に日本は、

  • 働いているか
  • 稼いでいるか
  • 社会参加しているか

で、人の価値が測られやすい。

だから、長く不調を抱えていると、

「自分は何もしていない」

という感覚が強くなっていった。

でも実際には、“生きるだけでかなり消耗している時期”がある。

朝起きるだけで消耗していた

調子を崩していた時期、まず朝がきつかった。

起きる。
着替える。
外に出る。

これだけでエネルギーを使う。

普通に働いている頃は意識したこともなかった。

でも、状態が悪くなると、

「生活する」

こと自体が重くなる。

しかも厄介なのが、外から見えにくいことだった。

寝込んでいるわけではない。
スマホは見ている。
会話もできる。

だから余計に、

「怠けているだけでは?」

と思われやすい。

自分でもそう思っていた。

「休むこと」に罪悪感があった

かなり苦しかったのがここだった。

休んでも、休んだ気がしない。

なぜなら、

「早く戻らなきゃ」

が頭から離れないからだ。

  • 同年代との差
  • お金の不安
  • 将来への焦り
  • 社会復帰へのプレッシャー

これがずっと頭のどこかにある。

だから、休んでいても回復しない。

むしろ、

「休んでいる自分」

にダメージを受け続ける。

A型に通って見えたこと

就労継続支援A型に通っていた時、少し考えが変わった。

そこには、

「普通の働き方」が難しい人がたくさんいた。

  • 睡眠が不安定
  • 長時間働けない
  • 人間関係で消耗する
  • 継続が難しい

でも、みんなサボっているわけではなかった。

むしろ、

「なんとか社会とつながろうとしている」

人が多かった。

ここは、外からだとかなり誤解されやすいと思う。

「何もしてない期間」に考えていたこと

働けていない時期、自分はずっとネットを見ていた。

そして焦っていた。

  • 成功者
  • 起業
  • 副業
  • 投資
  • キャリア論

そういう情報ばかり目に入る。

でも、見れば見るほど苦しくなった。

なぜなら、自分はそのスタートラインに立てていないからだ。

ただ一方で、

「働けない」
「社会復帰できない」
「A型 つらい」

みたいな検索も大量にされていた。

つまり、同じように止まっている人はかなりいる。

でも、その現実はあまり表に出てこない。

「動けない時期」も無意味ではなかった

最近は少し考え方が変わった。

もちろん、働けるなら働いた方がいい。

収入も必要だ。

でも、長く不調を抱えていると、

「まず壊れない」

がかなり重要になる。

実際、自分は無理を繰り返して何度も崩れた。

だから今は、

  • 少し動けたらOK
  • 完全停止しなければOK
  • 調子の波を前提にする

くらいで考えている。

世の中には、

「止まらず走り続けられる人」

向けの情報が多い。

でも実際には、

「止まりながら生きている人」

もかなりいる。

自分は、そういう側の現実も残していきたいと思っている。

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