障害を抱えてから、長い間苦しんでいたことがあります。
それはお金でも仕事でもありません。
「普通の人生」にこだわっていたことです。
普通に働く。
普通に出世する。
普通に結婚する。
普通に老後を迎える。
私はそうした人生を目指していました。
しかし病気になってから、その前提は大きく崩れました。
それでもしばらくは、「何とか普通に戻らなければ」と考えていました。
今回は、その考え方について書いてみます。
「普通」は思ったより曖昧だった
若い頃の私は、普通の人生というものが存在すると信じていました。
学校を卒業する。
就職する。
働き続ける。
年齢とともに収入を増やす。
そうした流れです。
しかし大人になって周囲を見ると、実際はかなり違いました。
転職する人。
病気になる人。
独立する人。
離職する人。
人生の形は人によって大きく異なります。
そもそも「普通」とは何なのか、よく分からなくなりました。
普通を目指すほど苦しくなった
障害を抱えていると、自分のペースで生活する必要があります。
体調に波もあります。
できることとできないことがあります。
それなのに私は、
「健常者と同じように働かなければ」
と思っていました。
当然ですが苦しくなります。
条件が違うのに同じ結果を求めていたからです。
無理をして体調を崩したこともありました。
他人の人生は一部分しか見えない
SNSやネットを見ると、
成功している人が目につきます。
高収入。
資格取得。
副業成功。
そうした情報を見ると焦ることがあります。
しかし見えているのは一部分だけです。
苦労や失敗は見えません。
私自身も、他人と比較して落ち込むことがありました。
しかし比較を続けても生活は良くなりませんでした。
自分の条件で考えるようになった
今は少し考え方が変わりました。
重要なのは、
「普通かどうか」
ではなく、
「今の自分に合っているか」
です。
体調に合う働き方。
無理のない生活。
続けられる収入源。
そうしたことを優先するようになりました。
すると以前より焦りが減りました。
障害者の生存戦略はオーダーメイド
障害を抱えていると、人と同じ方法が通用しないことがあります。
だからこそ、自分専用のやり方を作る必要があります。
働き方も。
お金の管理も。
人付き合いも。
誰かの正解をそのまま真似するのではなく、自分に合う形を探していく。
それが現実的な生存戦略だと思います。
まとめ|普通を目指すより続けられる形を探す
障害を抱えていると、
「普通に生きられなかった」
と感じることがあります。
私もそう思っていました。
しかし今は、
普通かどうかより、
続けられるかどうかの方が大切だと考えています。
普通の人生を目指して無理をするより、自分に合った人生を作る方が現実的です。
障害者の生存戦略は、誰かと同じになることではありません。
自分なりに生活を維持し、少しずつ前へ進むことなのだと思います。


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