病気になる前の私は、お金さえあれば何とかなると思っていました。
収入が増えれば安心できる。
給料が上がれば悩みは減る。
そう考えていました。
しかし、うつ病や統合失調症を経験して気づいたことがあります。
それは、お金を増やすことより先に守るべきものがあるということです。
今回は障害者の生存戦略として、「失わないこと」の重要性について書いてみます。
健康を失うと回復に時間がかかる
精神疾患は無理が積み重なって悪化することがあります。
私自身、昔は「少しくらい無理しても大丈夫」と思っていました。
しかし実際には、大丈夫ではありませんでした。
一度体調を崩すと回復まで長い時間がかかります。
収入は後から増やせる可能性があります。
しかし健康を取り戻すには多くの時間と労力が必要です。
だからこそ、まず守るべきは体調です。
人と比較すると消耗が大きい
障害を抱えると、どうしても周囲と比較してしまいます。
同級生は正社員。
年収も高い。
家庭も持っている。
一方で自分は思うように働けない。
そんな状況に落ち込むこともあります。
しかし比較を続けても収入は増えません。
むしろ気力だけが減っていきます。
私は比較する時間を減らし、自分の生活を少しでも改善することに意識を向けるようになりました。
収入よりも残るお金を見る
収入だけを見ると苦しくなることがあります。
月収30万円でも毎月使い切れば残りません。
月収9万円でも支出を抑えられれば生活は安定します。
もちろん収入は大切です。
しかし生存戦略として考えるなら、
「いくら稼いだか」
よりも、
「いくら残ったか」
を見る方が現実的です。
固定費の見直しや無駄遣いの削減も立派な改善です。
続けられる仕事を持つ価値
障害者の場合、収入の高さだけで仕事を選ぶと苦しくなることがあります。
勤務時間。
通勤負担。
人間関係。
仕事内容。
こうした要素も重要です。
私は以前、「もっと頑張らなければ」と考えていました。
しかし長く続かなければ意味がありません。
月収だけでなく、継続できるかどうかも大切な基準だと思います。
生存戦略は派手ではない
ネットを見ると、
「人生逆転」
「月収100万円」
といった話が目立ちます。
しかし多くの人にとって現実はもっと地味です。
規則正しく生活する。
通院を続ける。
働ける範囲で働く。
支出を管理する。
少しずつ知識を増やす。
そうした積み重ねの方が再現性があります。
派手ではありませんが、長く生きるためには重要です。
まとめ|増やす前に守ることを考える
障害者がお金の問題を考えるとき、どうしても収入アップに目が向きます。
もちろんそれも大切です。
しかしその前に、
体調を守る。
生活を守る。
気力を守る。
という視点も必要だと思います。
私自身、病気になってからは「増やすこと」より「失わないこと」の価値を強く感じるようになりました。
障害者の生存戦略は、無理な勝負をすることではありません。
今あるものを守りながら、少しずつ前に進むこと。
それが現実的で続けやすい方法なのではないでしょうか。


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