働けなくなって家にいる時期、一番つらかったのは「何もしてないのに疲れる」ことだった。
外から見ると、
- 家にいる
- 横になっている
- 働いていない
だから、「休めているように見える」と思う。
でも実際には、ずっと消耗していた。
今回は、「家にいるだけで疲れる」「何もしてないのにしんどい」という状態について、実体験ベースで書いてみたい。
「休んでるんだから元気になるでしょ」と思っていた
昔の自分も、メンタル不調になる前はそう思っていた。
家で休めば回復する。
寝れば治る。
働いてないならラクなはず。
でも実際に崩れてみると、全然違った。
寝ても疲れが抜けない。
何もしていないのに消耗する。
少し外出しただけで動けなくなる。
「休んでるのに回復しない」という状態がかなり苦しかった。
メンタル不調は「常に頭の中が動いている」
これは経験しないと分かりにくいと思う。
体は止まっていても、頭の中はずっと動いている。
例えば、
- 将来への不安
- お金の心配
- 周囲との比較
- 自己否定
- 「早く戻らなきゃ」という焦り
こういうものが止まらない。
だから、何もしていないように見えても、実際にはかなりエネルギーを使っている。
自分の場合、特に「社会復帰しなきゃ」という焦りが強かった。
だから、休んでいても全然休めていなかった。
「怠けているだけでは?」と自分でも思っていた
ここがかなり厄介だった。
外から理解されにくいだけじゃなく、自分でも区別がつかなかった。
実際、
- 「何もしてないのに疲れる」
- 「家にいるだけでしんどい」
- 「怠けとの違いが分からない」
こういう検索はかなり多い。
つまり、自分と同じように悩んでいる人は多い。
でも当時は、「気合いが足りないだけだ」と思っていた。
だから無理をする。
そして悪化する。
この繰り返しだった。
A型に通い始めて、「疲労」の感覚が少し分かった
就労継続支援A型に通い始めた頃、自分は「これくらいなら余裕だろう」と思っていた。
でも実際には、
- 通う
- 人と話す
- 作業する
これだけでかなり疲れていた。
そして初めて、「普通に生活するだけでも負荷がかかっていたんだ」と気づいた。
昔の自分は、「働けない=甘え」と考えていた。
でも実際には、“回復力そのものが落ちている状態”だったのかもしれない。
「何もしない」が回復になるとは限らなかった
長期間家にいると、逆に状態が悪くなることもあった。
生活リズムが崩れる。
孤独感が強くなる。
社会から切り離された感じがする。
だから、自分の場合は、
- 少し外に出る
- 最低限の予定を作る
- 完全孤立しない
このほうがまだ安定しやすかった。
もちろん、無理しすぎると崩れる。
だから難しかった。
「休み続ければ治る」みたいな単純な話ではなかった。
一番苦しかったのは「説明できないこと」
メンタル不調で厄介なのは、“見えない”ことだと思う。
骨折みたいに目に見えない。
数字でも分かりにくい。
だから、
「元気そうに見える」
と言われることもある。
実際、自分も外では普通に振る舞っていた。
でも内側ではかなり消耗していた。
ここが、本当に説明しづらかった。
最近は「疲れ切る前に止まる」を意識している
昔の自分は、「限界まで頑張る」のが正しいと思っていた。
でも最近は、
- 少し余力を残す
- 崩れる前に止める
- 無理を常態化しない
このほうが大事なんじゃないかと思っている。
特にメンタル不調は、“無理できてしまう人”ほど危ないことがある。
自分もそうだった。
「まだ動ける」状態で無理を続けて、急に崩れる。
だから今は、「完全に壊れないこと」をかなり重視している。
派手ではない。
でも、自分にはその生き方のほうが必要だった。


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