メンタルを崩して働けなくなると、多くの人がまず考える。
「早く社会復帰しなきゃ」
自分もそうだった。
働けていないことへの焦り。
周囲への罪悪感。
年齢への不安。
収入の問題。
いろいろなものが重なって、「一刻も早く戻らなければ」と思っていた。
でも結果的に、自分はその焦りで何度も悪化した。
今回は、「社会復帰 焦る」「働かなきゃと思うほど動けない」という人に向けて、実際に経験したことを書いてみたい。
一番危なかったのは「回復前に無理していた時期」
自分は、少し調子が戻るとすぐに動こうとしていた。
- フルタイムを目指す
- 一気に生活リズムを戻す
- 無理に毎日外出する
- 以前と同じレベルを求める
こういうことを何度もやった。
でも、そのたびに崩れた。
最初は動ける。
だから、「今回はいけるかも」と思う。
でも、数週間〜数か月で限界が来る。
睡眠が壊れる。
疲労が抜けなくなる。
頭が回らなくなる。
そしてまた止まる。
この繰り返しだった。
「社会復帰=元通り」だと思っていた
今振り返ると、自分は“元の状態に戻ること”ばかり考えていた。
昔と同じように働く。
同じペースで生活する。
同じように頑張る。
でも実際には、状態が変わっていた。
特に、長期間メンタル不調を経験すると、「無理の耐久力」がかなり落ちることがある。
なのに、自分はそこを認められなかった。
だから、「昔できたんだから今もできるはず」と無理を続けていた。
検索すると「社会復帰が怖い」という人はかなり多い
実際、
- 「社会復帰 怖い」
- 「働くのが怖い」
- 「ブランク 長い 不安」
- 「再就職 うまくいかない」
こういう検索はかなり多い。
つまり、「戻りたいのに戻れない」という人は珍しくない。
でも、ネットでは「行動しろ」「甘えるな」と言われることもある。
もちろん、行動が必要な場面もある。
ただ、回復途中で無理すると、逆に長引くこともある。
ここはかなり現実的な問題だと思う。
A型で感じた「小さく戻る」の重要性
就労継続支援A型に通って感じたのは、「いきなり普通に戻そうとしない」という考え方だった。
例えば、
- 短時間から始める
- 通う頻度を調整する
- 体調優先で動く
- 崩れたら立て直す
こういう“段階的な戻し方”をする人が多かった。
最初は、「そんなゆっくりで意味あるのか」と思っていた。
でも実際には、そのほうが長続きするケースも多い。
逆に、焦って一気に戻そうとする人ほど、急に消耗していくこともあった。
これは、自分自身もかなり当てはまっていた。
「何もしていない期間」に強い罪悪感があった
一番苦しかったのは、休んでいる時期だった。
周囲は働いている。
年齢も重なる。
SNSを見ると、みんな前に進んでいるように見える。
だから、「自分だけ止まっている」と感じていた。
でも実際には、“止まるしかない時期”もあった。
無理して動くと悪化する。
だから回復を優先する。
今ならそう考えられる。
ただ当時は、「休む=逃げ」だと思っていた。
その考え方が、自分をかなり追い詰めていた。
社会復帰で大事だったのは「再発しない形」
最近は、「戻ること」より、「続けられる形」を重視するようになった。
例えば、
- 睡眠を崩さない
- 無理な通勤をしない
- 消耗しすぎる環境を避ける
- 回復時間を削らない
こういうこと。
昔は、「限界まで頑張る」のが正しいと思っていた。
でも、それだと長期的に持たなかった。
だから今は、「再発しない形で続ける」のほうが重要だと思っている。
焦る気持ちは消えなくてもいい
正直、今でも焦りはある。
将来への不安もある。
収入の問題も現実だ。
でも、「焦りだけで動く」と危険だった。
特にメンタル不調は、“頑張れば突破できる”だけではない。
だから、自分は「少しずつ戻す」という考え方に変わってきた。
社会復帰は、一直線ではなかった。
むしろ、
進む
↓
無理する
↓
崩れる
↓
休む
この繰り返しだった。
だから今は、「止まりながらでも完全退場しない」を目標にしている。
少なくとも、自分にはそのやり方のほうが合っていた。


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