障害者手帳を取った時、自分は正直あまり前向きではなかった。
「使いたくない」
「できれば持ちたくなかった」
そんな気持ちの方が強かった。
でも実際に使ってみると、想像以上に助かった制度があった。
バス代の減免だった。
人によって制度は違う。
地域差もある。
それでも、自分にとっては生活が少し変わる出来事だった。
検索すると制度一覧は出てくる。
でも実際にどう助かったのか、当事者の話は少ない。
今回はその話を書いてみたい。
障害者手帳を持っていても、最初は制度をほとんど使っていなかった
手帳を取った直後、自分は制度をほぼ使っていなかった。
使うことに抵抗があった。
どこかで「頼ったら負け」という感覚が残っていた。
だから交通費の制度も知らなかった。
調べもしなかった。
でも収入が少なくなると話は変わる。
自分は就労継続支援A型を利用していて、月収は約9万円だった。
交通費は地味に重い。
1回は小さくても積み重なる。
そこで初めて制度を調べた。
バス代が軽くなるだけで、外出のハードルが下がった
実際に使って感じたのは、節約より心理的な変化だった。
以前は外出するたびに、
「お金使うな」
「また出費か」
と考えていた。
でも負担が減ると少し違った。
通院。
買い物。
気分転換。
外へ出ることへの抵抗が下がった。
これは意外と大きかった。
体調が不安定な時は、外出そのものが負担になる。
そこへお金の問題まで重なるとさらに動けなくなる。
制度はその負担を少し減らしてくれた。
障害者手帳は割引だけではなく「生活コスト対策」にもなる
障害者手帳というと、どうしても「福祉」のイメージが強い。
でも実際には生活防衛にも近いと思っている。
交通費。
税制。
公共料金。
自治体独自制度。
地域によって違うが、使えるものは意外とある。
自分も最初は知らなかった。
検索して初めて気づくものも多かった。
もし今、収入が厳しいなら、一度住んでいる自治体の制度を確認してみるのはありだと思う。
見落としているものがあるかもしれない。
制度は特別な人のものではなかった
昔の自分は制度を遠ざけていた。
でも今は少し違う。
制度は敗北ではなかった。
生活を支える道具だった。
もちろん使いたくない気持ちも分かる。
自分もそうだった。
それでも、もし生活が苦しいなら、一度調べる価値はあると思う。
自分の場合はバス代だった。
小さな制度だった。
でも、その小ささが意外と生活を支えていた。


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